「私の踊るとき」を見てきた

「私の踊るとき」
By 珍しいキノコ舞踊団
世田谷パブリックシアター


キンダイシュラン《★★★★☆》


とってもストレートなダンスを見た。
かといって、クラシックな感じもせず。
とてもいいものを見たと思った。

当日券を目指して行ってみたら、当日券待ちの一番先頭に。
次に来た人とちょっとおしゃべりしてたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
またどこかで会えるといいなと思えるような人と 
偶然出会うのは、なかなかないので嬉しかったです。
あんな人と友だちだったら、きっと人生豊かになれるだろうなと思って、
自分ももうちょっと友だちを芝居やダンス公演に誘うようにしようと思うと同時に、
ちゃんと面白いと思えるような公演に行くようにせねばならぬなと。
さらには、誘って、ちゃんと来るような友人を作らねばならぬなと。
何しろ突発的に公演をのぞきに行くので、予定も何もないもんで。



さてさて。


珍しいキノコ舞踊団は初めてみたのだけれど、
今回の公演は、音楽の選曲にとても気を使っているように感じました。
自分の好きな曲をいろんな風にいじってみたり、
一緒に踊りませんかと誘ってみたり、
とにかく自分の価値観をできる限り観客と共有したいと思っていることが前面に出ていました。
そしてそのセンスがいい、というか、自分も共感できるようなものだと、 一気に雰囲気に飲まれていく快感があったりします。
最後を唐突に終わらせたのにも、観客をあまり熱狂させないようにとの配慮が感じられます。


ダンスって、恐ろしい。
観客をのせる、というのは、楽しいけれど、その後が大変です。




今日が千秋楽。
とてもいい公演でした。