John Cage's extraordinary, but funny live in Barbican.
BBCがくそ真面目にバービカンのホールでやっています。
きっとPromという企画の一部だと思うのだけど、
なにしろジョン・ケージの4分33秒です。
それをオーケストラでやるんです。
まったくもって馬鹿馬鹿しいのですが、
そのばかばかしさが面白いので、見てみてください。
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ちなみに
この作品は、なにもしない音楽です。
でも、指揮者を見る限り、「やろうとする」気持ちはあるようです。
観客も「聞こうとする」気持ちはあるようです。
一つの楽章が終わって急に咳が増えたりするのも
きっと緊張していたからでしょう。
指揮者が時計を持たずにいたら、
ずっとそこにいるんでしょうか、
それとももっと早く終わるのかな。
それもこれも観客と舞台上の緊張感のなせる業でしょう。
これをテレビで放映するに当たって、
スイッチングの人はかなり大変だったと思います。
どうすればこの緊張感が伝わるのか。
一楽章の終わったあとにハンカチを取り出して汗を拭くのが
もう、ホントに滑稽です。
なんもしてないのに拍手がトリプルです。
ミュージシャンなら誰もが一度は考えると思うんです。
思っていながらもやらずにおいたことを、
やっちゃったケージの勇気に乾杯。