ロンドンばっかり行ってるよ、芝居見てるよ。


月曜日に映画を二本立てで見た次の日、
芝居が見たくなって、
いろいろ打ち合わせのあとに見てきました。
その次の日も見てきました。

最近は小さい小屋の劇場によく行きます。
どんなに小さくても、ちゃんとお客さんが満席で埋まっているのが
とんでもなく嬉しいです。

パリ・ジュテームの映画館は100席のスクリーンでも10人くらいしか入ってなかったのに。。。



そんなわけで、
一つは
Vegemite tales
キンダイシュラン<★★★☆☆>


オーストラリア人のイギリスハウスシェアコメディです。
シェアをしているといろいろごたごたがありますが、
オーストラリア人の繊細だけどおおらかな雰囲気がよく出てて
面白かったです。



も一つ
Absurdia
@Donmar Warehouse
キンダイシュラン<★★★★☆>


TimeoutのCritic's Choice!
に載っていたので、見てきました。
不条理劇はベケットしか知らなかったのだけど、
それ以外にもきちんと面白いコメディを書く人はいて。
わけの分からない状況をすんなりと受け入れて、
さらにその状況でもって何事もなく過ごす、という
滑稽でセクシーな雰囲気がたまらなく面白かったです。
舞台装置もページをめくるように後ろの壁が全面に倒れてくる
というのが、芝居の不条理な感じを余計にうまく強調していて、よかったと思ったら、
この舞台美術はヴィッキー・モーティマーさんでした。
さすが。



とりあえずはこの二つ。
ロンドンへの用事が済むと必ず芝居を見るようにしてます。
ホントに尽きないです。毎週同じ小屋で違う芝居をするのと、
同時に違う小屋で一ヶ月同じのをやっているのと、
芝居ののべ公演数で比べたら同じだった場合
僕は劇場が多いほうが良いと思いました。
そのほうがお客さんはなるべく見逃すことが少なくなるから。
「来週ならいけたのになあ!」という悔しい思いをあんまりせずに済みます。
しかも、演劇をやっている人は公演がかぶっているので、
マグロの回遊みたいに「劇団員数=観客数」ということには
なかなかならないというのが、
いやあ、ロンドンの観劇人口の多さを物語っているように思います。