新しいインディジョーンズ、みてきた。

Indiana Jones

キンダイシュラン《★★★☆☆》


新しいインディジョーンズ、出来たというんで嬉しくて見に行きました。
魔宮の伝説よく見たなあ。
最後の聖戦もみたなあ。
レイダースももちろんみたなあ。
じゃあ、今回はどうなるのかな、といいますと。
舞台は1957年のアメリカ。
ロシアの秘密っぽい軍隊がインディさんを拉致して、とあるものをエリア51から略奪します。
インディももう歳とっているというのに相変わらず銃弾を走ってよけて、ムチをふるって、走ってる車から飛び降りたりします。

相変わらずのインディジョーンズでホントに面白かったけれど、
やっぱりもうこういう感じの映画は古いのかなあと思いました。


予告編で、ハムナプトラ3やってて、今度は中国の兵馬俑が動き出して主人公に襲い掛かるそうです。
ハムナプトラもなんだかちょっと古いなあとおもって。
あ、そうか、時代ミステリーってウソミステリーを扱っているからダメなんじゃなくて、
そういうのを僕らは明らかに「ああ、なんだかベタだなあ」っていう風に取り扱っちゃうから、ちょっと古いように感じてしまうのかもしれない。
都市伝説をさも事実のように扱って物語ができるんだけど、
物語よりも現実のほうが明らかに面白い事件ばかり起こっているものだから、
どんだけ宇宙人とか出てきても、「いや宇宙人で解決しちゃいけないでしょ」っていう気分が生まれるんじゃないかな。


なんというか、SFが本当のように扱われていたころとはちょっと今は違って。
SF映画はどうやっても実写でやる限りにおいて、ウソっぽさはあるわけで。
そうなるとアニメーションがやはりこの先どんどんとSFを扱うようになるんじゃないかと思います。
スターウォーズも、あれはCGアニメーションだもん。


ロンドンの大英博物館に、この映画に出てくる水晶の骸骨があるんだけど、やっぱり本物はきれいですよ。



なんというか、スピルバーグもハリソンフォードも、すっごく気軽に作っている感じがしました。
現場が楽しそうだった。そういう映画もなかなか無いんじゃないでしょうか。
少なくとも、人がとことん死んでいくランボー4よりは全然マシです。


お金がある人たちの大いなる遊びが、インディジョーンズなんだろうなあ。