Katie Mitchell and The City

The City
@Royal Court Theatre Downstairs
directed by Katie Mitchell

キンダイシュラン《★★☆☆☆》


今日で終わるんですが、ケイティ・ミッチェルの新作です。
舞台デザインはヴィッキー・モーティマー。


なんだか見たことのあるラインナップでしたが、まあ、それはそれで、おもしろかったです。

ケイティ・ミッチェルはイギリス来てはじめての芝居「The Seagull」や「Women of Troy」につづいて、これで3作目。(あれ、もうちょっとあったような気がするけれど)
っていうか、彼女の作る芝居の共通点
・ここぞという時に「ゴー」って低い音がする。
・ときどき「キーン」と大人の聞こえない音がする。
・転換が突然。
・出てくる人がことごとく神経質に揺れる。
・相手の話していることをまったく違うように解釈して自分の中に取り込んでいる。
・嫉妬のシーンがとても印象的。


たぶん、ケイティ・ミッチェルはWomen of Troyのときはウツだったんだけど、
いま彼女はものっすごく神経がイライラしているんでしょう。
っていうか、そうやって公演を見れば見るほど演出家のコンディションを考えてしまうって、どうなんでしょう。
いわゆるこれが、作家性というやつでしょうか。


最近、職人と作家についてまた考えるようになりました。